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普通である事とは
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作詞 零涙 |
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人は人である以上、考えることが出来るのだ。
そして、誰もが考え抜いた結果、その方向に歩くんだ。
普通という言葉の意味は「変わったところの無い事」であるが、
これは一部の人間がこの言葉に意味をつけたに過ぎない。
最も大事なのは概念である。
俺が普通という言葉に対していだいている意味は
【つまらない】というイメージである。
だが概念は違う。
冒頭にも述べたが、人々がそれが良いと思い進む道である事に変わりは無い。
その上で考えれば普通とは誰もが通る道である以上、
特徴の無い事。だがむしろ特徴が無い事が特徴だ。
その中にこそ大事な意志があるものだと信じている。
『一塊として見てしまう世の中』がつまらない意味を持たせたんだ。
一昔、いや今もか?
『近頃の若者は〜』と世間は若い年齢層にあるレッテルを貼った。
これはそもそも間違いなのだろう。
悪いようにレッテルを貼ればその者たちも悪くなる。
なぜなら、そこに妥協が生まれ。
「どうせ俺らは○○だ。」という逃げ道が生まれてしまうからだ。
その中で頑張っている者たちは
その時点で既に少数派に思われてしまう。
それが普通の考えだ。
誰もが認めてもらいたいと思う。
そして必要とされることに意味があると信じる。
それ以外には、誰にも必要とされないで【自分なんか】と
思っている人も居るかもしれない。
けれど一塊に考えてしまえば
それは単なる人間の形をしたものでしかなくなる。
一人の人間をじっと見てみる事は普通では無いものなのだろうか。
普通という言葉の意味も、
またその言葉自体も人間が創造したものなんだ。
誰もが歩んだ道に流されていく事が普通ではないということを
大切に胸にしまって置こう。
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