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不器用
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作詞 生今(きいま) |
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愛してる、なんて口にしたら
逆に伝わらない気がしてた。
なぜか頼りなくて、
どこか信じられなくて、
想いは大きいのに
コトバを越えられない気がした。
証明できる自信が無かった。
だけど僕には何も無かった。
だから僕には何も無かった。
君への愛を抱えたままで
ただずっと立ち尽くしていた。
震える体を抱き締めるのも
悲しみを包んであげるのも
伸ばした手がさ迷って
僕の方が冷たくて
君の優しさに返すものさえ
何も無かった。
僕の胸のひしめく音
君の心の割れる音も
聞こえていたけれど。
ああ、やっと言えた。
別れの言葉だけ告げて
後悔と僕らは歩き出す。
行き場のない想いは
足下に転がっていたのかな。
涙になって溢れだすのは
錆び付いてしまった想いかな。
やっと僕の外へ逃げていく。
疲れて拭う気もしないよ。
捨てきれないものがひとつ。
僕の想いに嘘は無かったよ。
君のこと愛してたよ。
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