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いつか
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作詞 ホッパー |
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選挙カーが走り去る
選挙権のないボクも
候補の名前を覚える
今日で何度目なんだろう
小さな町の小さな喧騒
ふと消えたときに広がった
いつか二人で見るはずだった風景は
多分もうかなうことはないね
離れることを決めたのはボクだけど
理解してるんだけど
なんかもどかしい
土手沿いに咲いた菜の花の群れ
「黄色は子供っぽい」
てキミが言ってたこと
不意に頭をよぎった
戸惑うくらい君の言葉は忙しかった
戸惑うくらい今は暇
いつか君と暮らしたのも思い出になって
別の人を愛するのかもね
最低だって言って構わないよ
嘲笑っておくれよ
せめて、寂しいから
君のカケラさえ握らなかった
傷つくのが怖かったから
ごめんね
ボクが寂しくなったときにだけ
求めたのは卑怯だったね
いつか君とまた会って話すときには
今までの日々は笑い話になって
それぞれに幸せになるんだね
いなくなるっていったとき
約束したように
菜の花が鼻をくすぐって
くしゃみを誘ったよ
つけていくんだ
ささやかな
一人分の足跡を
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