|
|
|
掴み、伝える言葉
|
作詞 髑髏 |
|
手を伸ばした
果てし無いその場所に
届け
届かない
諦めかけたその時に声が聞こえた
振り向いた
そこには彼女がいて
そこには愛しい人がいた
愛した
でも、手放した
涙が流れ落ちる音がした
聴こえないはずの音が
耳元に伝わる音は
無音に近いで音で・・・
言葉を探した
「待ってくれ」「行かないでくれ」
そんな言葉しか思いつかなくて
「愛してる」
なんて言葉は恥ずかしくて・・・
他に探す
だが、ない
いくら探しても
引き止める言葉が
どんどん遠ざかる愛した人・・・
涙が流れる音がした
聴こえない音が
自分の涙じゃない。
愛しい人の涙だ。
俺は悲しくなった
手を伸ばした
今なら掴める
そして、この言葉を伝えたい
と思う。
「愛してる。」
|
|
|