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証人
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作詞 斎藤一樹 |
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アカシビト あてもなく行く
自分の証を知るべく
まるで足取りは浮浪者さ
「いや、奴らの方が良いだろう」
途方に暮れながらも行く
自分の証をもらうべく
「そんなことは無理なことさ
嗚呼、無常。わかってたのに」
旅路を振り返っても 自分の足跡だけ
たくさんのそれ、数えてた 気づけば知らない桁
ひとつの口から漏れたのは 追い風がさらい 消えた
ふたつの目から溢れたのは 地面が吸い込み 消えた
アカシビト あてもなく行く
自分の証を知るべく
まるで足取りは浮浪者さ
「でも、奴ら証があるだろう?」
途方に暮れながらも行く
自分の証をもらうべく
「俺は証を売る ショウニン
嗚呼、無念。わかってるのに」
果てない大地行っても 自分が疲れるだけ
口ずさんでみた歌は サビしか知らない歌
ふいに後ろから声、人の声
そして後ろから音、走る音
見ると後ろから人、走る人
そして後ろから「おい 待ってくれ!」
アカシビト 呼び止める人
どうやら証が欲しいらしい
まるで足取りはいぬっころ
「ウチに子供が出来たんだ!」
手を引かれ一緒に向かう
子供に証をやるため
「俺は証を売る ショウニン
嗚呼、行こう。それが仕事だ」
旅路を振り返ると 無数の足跡たち
手を引く人がすさむ 全てのあのメロディ
ひとつの口から漏れたのは さらわれず耳に届く
ふたつの目から溢れたのは こぼれず心に染みる
「自分の証が何だかを 俺は今やっと知ったのか」
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