|
|
|
クライヤー
|
作詞 勝又 航 |
|
春の風が邪魔する公園で 1人泣いてる女の子
僕は少し迷って なんとなく話しかけた
「ねぇ、どうしたんだい?」
笑顔をふりまいた僕に彼女の目がひどく差す
「欲しかったのをなくしたの」
僕は彼女をバカにした
「何も欲しくなくなればいいんだよ 涙もいらないよ」
僕は泣く事を知らなかった 何も欲しがらないから
彼女は笑って「悲しい子ね」なんて言って僕にしがみついた
僕を欲しがったみたいで 離さなかった
何でなんて聞けなかった どうしてだろ
僕と彼女は一緒に生きた 春の風も心地よく感じた
涙も流さない いつも笑顔だった 僕も泣けやしなかった
いつしか彼女がいるのが普通になった
首飾りも買ってあげた
ところがある日彼女は消えた 笑顔のまま消えた 僕をおいたまま
理由もわからない 首飾りも置いてった
僕は何故か泣きそうになった
泣く事を知らなかったから 欲しがらなかったから
そして僕は「悲しい子ね」としがみついた彼女を思いだいした
泣く理由を考える前に 涙を流してしまいたかった
後になってわかった 不思議と
彼女が欲しかった 初めて欲しいと思った 思えた
これが愛なのかは知らないが 彼女が欲しいんだよ
泣いた 叫んだ まるで僕じゃないみたいだった
秋の風が邪魔をする公園で 1人泣いてる男の子
|
|
|