|
|
|
確かなもの
|
作詞 ハッタン |
|
信じ切れているものはいくつあるだろう?
最近気がつくと考えて そのくせ途中でやめにする
ならば守れているものはいくつある?
答えてやりたいけどその意思さえ実は揺らいでいるんだ
となりにある痛みに泣いて 向かいにある喜びに笑った
けれどありのままでいることは容易くないと
分かってしまう 大人になった僕がいる
覚えたものと忘れたものを秤にかけて
どちらもあまりに重くて愛しくて 捨てきれずにいるんだ
そして相変わらずに今日を小走りで駆ける
転んでも転んでも起き上がって走り出せるペースで
花の香りとか夕暮れの匂いとか
あれもこれも形にして触れて確かなものにしたいのは
ずっとつながっていたいからなのかな
背中を向けたつもりでもどこかでつながっていたいのかな
負けない強さを欲しがって 勝てない弱さを持て余した
思い出せることはこんなにたくさんあるのに
フタをしてしまう 大人になった僕がいる
「変わらないね」って言葉になんて返せばいい?
喜ぶほどもう幼くなれなくて 優しくできずにいるよ
君の目に映る僕はちゃんと進んでいるのかな
転んでも転んでもちゃんとその先へ進めているかな
覚えたものと忘れたものを秤にかけて
どちらもあまりに重くて愛しくて 捨てきれずにいるんだ
君の目に映る僕はちゃんと笑えているのかな
転んでも転んでも泣いても 前に進めているかな
夢を見た 昨日の僕が涙をこぼしていた
それにつられて今日の僕も泣いてしまうのに君は言うんだ
「明日のあなたは泣かないでいるかもしれない」
「明後日のあなたは笑ってくれるかもしれない」
信じ切れているものはいくつあるだろう?
最近気がつくと考えて そのくせ途中でやめにする
ならば信じていたいものを守ろう
泣いていた昨日の僕に 見つけてくれた君にそれを渡そう
|
|
|