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春訪る頃 君を見ゆ
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作詞 黒華 |
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「また会えたね。」
そう言って笑った君の笑顔
君の声が僕の中へ
ゆっくりと 沁み渡っていく
また 逢えた
逢えたんだ
この心地よさを 僕はずっとずっと
待ち望んで、恋い焦がれて
愛おしく思っていた
君の瞳(メ)の中に映っていた僕は
あまりにも頼りなかった
なにか体の一部がきっと ずっと足りなかったから
また 逢えたね
もう時間はあまりないけれど
君の声が僕の中に
今でも 残っているよ
また 逢えた
もう サヨナラ?
この温かさ手放すことが とても
辛くって 苦しくって
どうにもならないんだよ
僕の瞳(メ)の中に映っていた君は
きっと精一杯の笑顔を
浮かべていたんだろう 現実を忘れるように
あまりにも長すぎた 僕らの時間
隣を歩くことが当たり前だった
背中を見つけたら 駆け寄るのも
君の肩に手を乗せるのも
君と並んで歩くのが
すごくすごく楽しかった
君と並んでいた時間(トキ)は
自然な空気が流れてた
「また 会おうね」
あれはどっちが言った言葉だったっけ
君と並んで この道を歩く
僕の隣を 君が歩く
分かれ道 僕らの帰り道
僕の帰り道 君の帰り道
僕の進む道 君の進む道
「じゃあね」
「バイバイ」
手を振る 離れてく 僕と君
どこからともなく聞こえた声
走って戻った分かれ道
「また会えたね。」
そう言って笑った君の笑顔
君の声が僕の中へ
ゆっくりと 沁み渡っていく
また 逢えた
逢えたんだ
この心地よさを 僕はずっとずっと
待ち望んで、恋い焦がれて
愛おしく思っていたんだ
あれは冬の足音が遠ざかったころ
あれは春の風が頬を撫ぜたころ
ほら また ここに
(また 逢ったね)
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