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初夏、あの日の午後
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作詞 mixo |
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素敵な小鳥を見つけて 誰よりも君に見せたくて
鳥かごに閉じ込めて たいそうな事でもないのに走った
曇り気味の午後 ある初夏のこと 15歳はまだ子供だった
強がって見せて 意地っ張りで 何も知らない足で駆けてく
もしもを考えて悩んで泣いて毎日笑って馬鹿みたくフラフラして
いつの間にか大人になっていくことも知らずに呼吸を繰り返していた
大人の文句も殺人事件も薄暗い話も僕らの世界の外での出来事のまま
夏が暑いことだけに文句をつけてはしゃいでいた
音の外れたオルゴールを 叩きつけて壊したあの日
鳥かごに閉じ込めた 小鳥が死んでしまったあの日のこと
雨模様の午後 ある初夏のこと 16歳の誕生日迎えて
強がって見せた 意地っ張りの 何もわからない頭の中で
過去を悔やんで困って苦しみ毎日笑って馬鹿みたくフラフラした
あの日の無駄さと特別さに気がつかない状態で呼吸を小さく繰り返す
大人の責任も悲惨な事件も悲しい話も僕らの世界の外での出来事のまま
夏が終わることだけに文句をつけてはしゃいでいた
土砂降りの午後 ある初夏のこと 16歳はまだ子供だった
強がって見せて 意地っ張りで それでも頑張って駆けていく
過去ともしもに困って泣いて毎日笑って馬鹿みたくフラフラする
大人になりながらあの日を繰り返してあえぐようにまだ呼吸をしながら
文句も責任も事件も事故も僕らの世界の中に取り込まれていくよ
夏が始まって終わる間に僕らは階段を駆け上っていく
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