|
|
|
「おかえり。」
|
作詞 悠里 |
|
誰もいない家の中 私は泣いていた
悲しいわけじゃない 嬉しいわけでもない
ただ・・・ 寂しかった
寂しいと感じたとき 人は自然に涙が出る
心にポカリと穴が 空いたような気持ち
それはとても切なくて
胸が締め付けられるくらい 苦しい
「どうしてこんなに苦しいの?」
そう呟いても 答えは返ってこない
“ 苦しい… 寂しい… ”
そんなとき 玄関のドアが開いた
「ただいまぁー。」
私は無我夢中に 玄関まで走った
帰ってきたのは母
急いで走ってきた私に 驚いた母は
「どうしたの?」 と一言
その一言が さっきまでの私の気持ちを
全て吹き飛ばした
私は涙を拭いて言った
「 おかえり、 お母さん。」
|
|
|