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夏日
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作詞 憂鬱なマンハッタン |
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古き夏日 あなたは何処にいるのでしょうか?
教えて・・・黄昏影法師
老いる今もなお思い起こすは
蛍の光 騒がしい蝉の音
褪せた夏日 痩せゆくように死に絶えたのですか?
会いたい・・・哀愁盂蘭盆会
竹の虫籠に集めたものは
亡き祖父の言葉 今 胸で燃え上がる
あの峠はもう切り崩され 国道がへばりついた
麓にある地蔵様は泣いておられるだろうか?
ゆらゆらユラリ
虚しさで揺れるこの胸の水面に
きらきらキラリ
不知火の如く愛が懲りなく漂う
奪われゆく・・・忘れそうになる・・・
途切れ途切れの子守唄だけが思い出に色彩を添える
秘めた夏日 甘い汚れを覚えてますか?
恥ずかしい・・・宵闇不純潔
未だ熟せぬ乳房は 濡れた下着は
蚊帳の秘め事は 十七の青春
恋文を紙飛行機にして少女の背に投げた
浅はかな恋 噂ではもう あの娘は金と風呂に・・・
ひらひらヒラリ
蝶のような憧れを追いかけた畦道
ぎらぎらギラリ
いつの間に欲望が照り付けて灼けゆく
焦がされてく・・・悪臭に変わる・・・
離れ離れで流した涙だけが思い出に御花を添える
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