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初恋の記憶
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| 作詞 エイ |
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プルルル──
「はい、もしもし」
「あ…もしもし…えっと…」
「どなた様ですか？」
「あー…あ…明日の6時に駅前に来て」
プープー
初めて君を誘った バクバクの心臓
明日をペンで囲う グルグルと何度も
心の鐘が高鳴り ドキドキがやまない
5時から駅前 鏡で何度も見直した
改札から出てくる人ごみから君を探す
時間まだなのに 浴衣の人に目移り
6時ちょうどに来た 浴衣姿の君
目移りしていた僕は釘付けになった
行こうかって手を出すとゆっくり握ってくれた
初めて君が笑った バクバクの心臓
初めて手を繋いだ 汗あせの手のひら
初めて君と歩いた ドキドキが止まない
神社の鳥居前 肩に何度もぶつかる
だけどもそんなの気にしない君横だから
多めの財布を後ろポケットにつっこんで
チョコバナナ買おうか 君の手を引いたよ
手を後ろに財布取る 財布が無かった
落としたってどうしよう どうしたのって聞くな
初めて僕は走った オドオドとしながら
初めて僕は走った ヘトヘトなりながら
初めて僕は走った 君を残したまま
結局見付からなかった 君は怒ってるよな
手が後ろから出てきた 笑顔と共に
どうして笑っているの 涙がにじんだよ
初めて僕は泣いた シクシク君の前
初めて手を引かれた ドキドキが始まる
初めて花火を見た 君と二人きりで
初めて僕は笑った ニコニコ君の前
初めて君と笑った ハハハって幸せだ
初めて知った感触 甘くとろける味
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