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空の声
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作詞 碧雲 |
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いつも顔を上げてみると
僕の後ろにも前にも青く広がって
なぜかいつも君と逢う日だけ
雲ひとつない空
まるで僕の心の喜びを見透かされているようだな
君はいつも「いい天気だね」と呟いて
空の様に澄み切った瞳を細めるんだ
君はいつも空を見てほほ笑むけど
その瞳はどこか切なくて
気づいているよ君の事
その笑顔の裏のホントの顔
いつも一人で怯えていたんだろ
そのたった一言を待っていたんだろう
すこし顔を上げてみると
僕の頭の上を夕焼けが染める
なぜかいつも君との帰り道は
赤く染まった空
まるで僕の心の悲しみを見透かされているようだな
君はいつも「きれいだね」と呟いて
空の様に真赤な唇を綻ばせるんだ
君はいつも空を見てほほ笑むけど
その唇は何か言いたそうで
気づいているよ君の事
その笑顔の裏のホントの顔
いつも一人で抱えていたんだろう
その言葉を待っていたんだろう
もうそろそろ星が流れる
君も僕も家へ帰ろう
僕が振り向いたその瞬間
君は…
気づいていたよ君の事
でも君が言ってくれるまで待ってたんだ
君がホントの顔で
僕に話してくれるのを
そうしたら僕はあの言葉を捧げるよ
君が待っていた一言は
きっとこの言葉なんだろう
“きっと”じゃなくて
この言葉なんだ
「君はもう一人じゃないよ。僕が傍にいる。」
流れ星が流れた夜空に響く僕のホントの声
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