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幻
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作詞 neige |
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色とは何なのかと問われたとき
私は光が作り出した幻だと答えた
身の周りに溢れる幾百幾千の色という色
自分自身の姿を示す色でさえ光が作り出した虚像
この机もこのキーボードもこの指も
光がなければすべて無と化す
我々が光を崇拝し 崇めるのは
自らの存在を確固たるものにしたいから?
この世界はすべて幻
それに絶望する人と それに歓喜する人
前者は希望となるものをその腕に抱え
後者は絶望となる痛みをその胸に抱え
この世界から光が消え 同時に色も消えたとき
一体何が残るのだろう?
愛?憎悪?絶望?不安?信頼?安堵?
ああ 我々は光がつくりだした色という虚像を纏った実像なのだ
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