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淡雪
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作詞 neige |
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過ぎ行く運命(さだめ)にある僕に
それでも静かに縋りつく君は今までで一番綺麗で
儚く消えゆく命は僕の涙を誘った
時間(とき)が過ぎてもなお僕に寄り揃うとする君を
消してしまった彼女を僕は責めることは出来なかった
出来たのは己の力の無さを責めることだけ
運命というやつを呪うことだけ
彼女は何も悪くは無い ちゃんと定めに従っただけ
だからどうか彼女を責めないで
純粋な、余りにも純粋な君が
そんな感情を抱くところを僕は目にしたくないよ
それに彼女だって本当は知ってるんだ 君の辛さ
いずれ我が身にも訪れることだと知っているから
君が完全に姿を消したとき
天真爛漫ないつもの彼女はそこにはいなかったよ
誰にも見つからない場所で君への涙を零してたこと
僕は知ってるんだ 明るく暖かな彼女の秘密
神様はなんて残酷なんだろうね
僕は君の涙も彼女の涙も見たくは無いよ
なのに僕は過ぎ行く運命(さだめ)
君が最期の力で抱きしめてくれた感触
僕はしばらく忘れることが出来そうにも無い
それは余りにも弱々しくて
それがまた僕の涙を誘うんだ
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