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淡雪
作詞 neige
過ぎ行く運命(さだめ)にある僕に
それでも静かに縋りつく君は今までで一番綺麗で
儚く消えゆく命は僕の涙を誘った

時間(とき)が過ぎてもなお僕に寄り揃うとする君を
消してしまった彼女を僕は責めることは出来なかった
出来たのは己の力の無さを責めることだけ
運命というやつを呪うことだけ

彼女は何も悪くは無い ちゃんと定めに従っただけ
だからどうか彼女を責めないで
純粋な、余りにも純粋な君が
そんな感情を抱くところを僕は目にしたくないよ

それに彼女だって本当は知ってるんだ 君の辛さ
いずれ我が身にも訪れることだと知っているから

君が完全に姿を消したとき
天真爛漫ないつもの彼女はそこにはいなかったよ
誰にも見つからない場所で君への涙を零してたこと
僕は知ってるんだ 明るく暖かな彼女の秘密

神様はなんて残酷なんだろうね
僕は君の涙も彼女の涙も見たくは無いよ
なのに僕は過ぎ行く運命(さだめ)

君が最期の力で抱きしめてくれた感触
僕はしばらく忘れることが出来そうにも無い
それは余りにも弱々しくて
それがまた僕の涙を誘うんだ

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル 淡雪
公開日 2007/11/03
ジャンル その他
カテゴリ
コメント 光の君(「源氏物語」より)に翻弄されるような女性たちを季節の移り変わりで表現できていたらと思います。
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