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雨の窓
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作詞 Shikill. |
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ぽつり ぽつり
ひとつ ふたつ
降り出した雨が
濡れたガラス越しの景色
君の姿が見えた
僕はそっと窓を開けて
君の手掴んで
冷たい肌あたためよう
君を抱き締めたら
微かな光が世界を包み込んで
瞼を開けば 何もないいつもの天井(そら)
雨の音響く部屋には 僕ひとり
君の気配を感じては
振り返り確かめる窓の外
風の強い日だけ
僕が傘を差したよね
君が赤い傘が好きなこと
知ってたから
弾む足取りと鼻歌混じりの君
子供みたいに水浸しの靴
でも 笑顔のまま
気が付けば見えた青空
雨は止み晴れ渡ってく
「残念。」と傘を畳む君は
その瞬間大人になる
しなやかに長い髪を梳かす風に
雨の匂いを感じては
「また来ようね?」と笑う君の声
滲む窓の向こう
揺らめく真っ赤な傘
扉を開けば変わらないあの日のままの君
雨の音響く部屋には 君と僕
話の途中目が合えば
振り返り眺めてる窓の外
傘開く笑顔の君に弱い僕
「早く行こう!」と握られた
手の冷たさは今日も僕の手で…
気が付けば見えた青空
雨は止み晴れ渡ってく
「ねぇ、いつかまた来ようね?」と笑う君の声
小指結ぶ空の下
二人繋ぐ雨の窓
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