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出会いは別れるときのため
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作詞 葵平 |
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雨の日の出会い、
運命かと思っていた
自分たちには見えない
真っ赤な糸で結ばれていると
偶然じゃなく 必然と
いつもの同じ場所で
「雨のにおいがすき」
そう呟く君の横顔が、
僕の鼓動を高鳴らせる
「ビー玉みたいできれい」
子供のようにはしゃいでた
君の瞳もビー玉のようだった
雨はすべてを洗い流すと
いつかの君が言っていた
汚れも汗も罪さえも、
だから君の頬に気付かなかった
雨のしずくでカモフラージュされた
君の瞳が揺れていたことを
ふと気がつくと
彼女とは雨の日にしか会っていない
太陽の下の君が見たくて
急いで電話をかけてみる
受話器から聞こえるのは機械音
望んでいるのは君だけなのに
また雨になって、
いつもの時間
同じ場所に走っていく
待ってる時間はじれったくて
ポケットから鳴り響く携帯
宛先は彼女から
文はたったの一行
「赤い糸なんてなかったよ」
あの時の光っていた君の瞳
今の自分には理解できる
なぜなら僕も同じ状況だから
透き通った瞳じゃないけれど、
次から次へと流れ出すしずく
ただ、ひとつだけ違うのは
僕の場所だけ雨がやんでいたこと、
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