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真紅〜night vampire〜
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作詞 ZYONN |
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紅の闇に惑わされ
僕はただ嘆き苦しむだけ
「闇が追いかける」
町中に響く叫び声。
鳴り止まない鐘の音が初めて止んだ。
不気味な笑みを浮かべる闇は、いつまでも追いかける。
荒れ果てた荒野の隅に逃げ切った奴が、僕を見る度狂乱して僕から遠ざかる。
生々しい臭いが漂い始めた。
心を喰らう闇の住人に選ばれた不幸な住民。
僕もその一人みたいだ。
night vampire
血を喰らう闇
悲しみを奏で
うすら闇をさまよう。
night vampire
暗闇に潜む。
生贄となる餌を探し
街をさまよう。
泣いたね笑ったね。
そんな無邪気な笑顔がみたい。
あの頃に戻りたい。
平和な町が乱れる前に……
紅く染まった
唇を闇に浮かべ、
月の光がうすらと照らす。
仮初めの月に不気味に笑う奴の笑顔は、ただ憎らしいだけ
紅に惑わされた。
「僕達はただ奴に喰われるのをまつだけ」
旅人がそう嘆いていたが、
僕は諦めない。奴の腕から抜け出してやる。
その夜の月は笑っていた
night vampireなんて 二度と聞きたくない単語だ。
あの夜の闇はいっそうと暗かった。
ただ紅く染まった血だけが見えた。
真紅の輝きを失った光をただ頼りにさまよう、night vampire。
僕は逃げ出した。
その真紅は住民からのメッセージ
night vampire
真紅に染まった自分に微笑む。
通りすがりの餌を求めさまよう。
night vampire
二度と聞きたくない単語だ。
奴に勝った曉に
暗黒の翼をもらった。
僕は翼を持った堕天使に……
翼を活かし空をはばたいた。
暁の空
その色は
まさに
あの夜の
血の真紅
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