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ヴィジョン
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作詞 電源 |
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なにもかもを君に 委ねそうで 奪われそうで
時間が止まりそうで 一瞬が怖い・・・
感じるもの全ての 原点が君にあるようで
君が居ないと 僕も居られない そんな事になる前に
近くの公園で揚羽を 花の蜜に止まるまで見つめた
蝶は羽を落ち着かせる間もなく 柔らかく羽ばたかせ舞い、花を離れた
その後、「きっとあの蝶は花に恋をしていたんだ」と気づく
君は美しかった 声が潤おしかった
湿った感じの会話が好きだった
君を好きになれたこと、好きになろうとしたこと
揚羽蝶を見て、思い出した
あんなにも大事に 束ねたブーケ そのまま枯れ
眠りというエンディング 僕も花も泣いた
感情や記憶さえも 僕を慰めはしない
誰かに会いたくて 浮かんでも 君とは言えそうにない
月下の公園で 小説のような会話をしていた
話を終えて立ち上がれば 「軽くなった」とブランコはほっとしたように揺れる
最後はそんな懐かしい光景を頭の中で見ておいた
君の傍らで 落ちる君の涙で
濡らして、旅立たせて(いかせて)ほしかった
最後に僕の名を呼んだのが 君であって欲しかった
言葉も残らず、別れただけ
君は美しかった 声が潤おしかった
湿った感じの会話が好きだった
君を好きになろう、君を好きになりたくて
そんな僕の心も、残していった
君の傍らで 落ちる君の涙で
濡らして、行かせてほしかった
最後に僕の名を呼んだのが 君であって欲しかった
面影も残さず、君はどこへ・・・
まだ、録したてともいえよう。
このヴィジョンに映ったものを もう一度、省みて見た
僕は、君の外側しか見つめてなかった・・・
嗚呼、君は涙ばかりだった・・・
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