|
|
|
夏、スパイクと共に 〜No.4の証〜
|
作詞 ラウール |
|
夏、スパイクと共に僕らの熱い日々が終わりを告げました
6月下旬のある日 膝の靭帯を痛め 全治6週間のケガを負いました
そして6週間経った8月、僕らにとって最期の夏
僕はケガをして復帰する初めての試合となりました
1−1で迎えた後半10分 残り15分のところで
それは「復帰して初めて、中学校生活では最期」の試合です
本来ディフェンスの僕はその日だけセンターフォワードとしてピッチに投入され
その時監督に「決めれるよな?」と言われ「当たり前ですよ」と強気に言い返しました
"No.4"は"No.5"と交代し、
センターフォワードのポジションへと走り出しました
残り時間は僅か、その時でした
ハーフラインからスルーパスが通され
僕は無我夢中で最終ラインを抜け出しました
相手ディフェンダーは一歩も動けず
ただ ただ"No.4"とボールを見ているだけでした
僕はキーパーの立ち位置を気にせず
右足を振り抜きました
"No.4"はゴールネットを揺らし周りは歓喜に包まれました
そして、夏、スパイクと共に熱い日々は終わりを告げました
夏、スパイクと共に...
|
|
|