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冬ゲーム
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作詞 アエル |
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見つけたって言われた瞬間
急いで隠れた電柱の裏
見つかることが分かっていても
何もできない僕の心臓だけが
震えていたよ
電柱の陰に隠れた僕の
影が電柱の影に重なる
もし君が影しか見えないなら
僕を見ることもできないなら
いいな
そんなこと考えたすぐ横を
老人と少女が歩き去ってく
道路に移ったその分身も
真っ黒だけど、とても楽しそうで
笑ってる
少し怖くなった僕がいて
だいぶ待ちくたびれた僕もいた
気配は確かにするのだけど
僕の肩は電柱に熱を奪われるだけで
少し寒いや
もう少し、あと少しって
肩が叩かれるのをひたすら待つ
だいぶ冷たくなってきたけど
このままじゃ風邪をひきそうだけど
どうしよう
そして、耐えられなくなった
僕は
できるだけ早く身を翻し
冷たくなった体に
文句を言いながら
君を見た
ひたすらほほ笑む君を気づいた
寒そうにしている君にも気づいた
だったらいい案があると
僕は
できるだけ君に近づいた
暖かい
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