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霧
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作詞 斗望 |
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焼きついた痛みは奔るばかりで
繋がる君でさえ乾きは知らない
今在る容を抱え込めない 弱さは涙にもなれず
其の侭眠れるようにと 終わりを紡いだ
手首に落ちた情ですら 偽触に濁ってる
反射する光もまた 何かに当たり光る
陰りもまた偽れない真実と隣に在り
虚言もまた塗り替えられる歴史に埋もれる
朽ちた闇でさえ照らすのなら もう此処はいらないだろう
片手に乗せた懺悔 誰も許しはしない
氷結を流れた言葉 既に死んでる
予後の鐘を聴いた 想起させる懐かしい歌
続く砂塵も 裏切りを象って
解放と再生の眠り 絶えゆく空に帰る
浚われる意識を君に預けて
傲慢な泣き言 されど響き続ける
誰がこの惨劇を笑えるだろう
人が錆になり 錆が土を濁す
劣化の連鎖を誰が止めるだろう
饐えた脳に戻せ 誰も許しはしない
慟哭を促す 足元の頭は何のために
ああ 白く
再会の顔を見た 狂気に浮かぶ憂い
白い白い 花を捧げる
解放と終わりの眠り 灰は体に、空にかえれず
ただ嬉々とした横顔を見送った手に花束を残し
静かに泣いた
予後の鐘を聴いた 想起させる懐かしい歌
続く砂塵も 明日を象っては消えてゆく
解放と再生の眠り 絶えゆく僕らを残して
終われない夢の続きを
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