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凍結の午後
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作詞 斗望 |
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切り出した答えを飲み込めないまま 誤魔化し足元に流す
見透かせないその場の脳は 気づかない
7日後の着信 解凍された気だるい朝
冷たい窓に触れれば 伝う雫がまた眠気を誘う
鈍い光を求めてた 君は足元から目を離せない
抱きしめたのは君じゃなく 僕の身体
つたう赤も 真実の振りをした嘘でしかない
その笑顔も 愛情を模した虚無でしかない
投げた言葉を受け取れないまま 気づかない振りをする
考えられないその場の脳は 気づけない
14日後の着信 行きかう人を流す昼
雑踏の中で手を振る君 僕は気づかない振りをする
愛している これほど真実を遠い言葉はあるか
抱きしめたのは僕でもなく 君の心
つたう涙も 真実の振りをした嘘でしかない
その泣き顔も 嘘の振りをした真実でしかない
残された言葉 背後にはクラクション
君がくれる7日後を 静かに待つ
21日後の無言 凍結されていく暑い夜
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