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屍華ノ下
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作詞 斗望 |
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明日は何処へ行こう その声に覚えがない
夜まで痛み続けた手を見つめる
いつから此処から光が消えただろうか
部屋の隅 目を開けたままの君
いつから此処から君の声が消えただろうか
呟く愛してる 俺の言葉には答えない
「明日は何処へ行こうか。」
君の頬に触れる
僅かに開く唇は何を模る
「明日は何処へ行こうか。」
弄ぶ手が喉に向う
横になった君の顔が俺を見つめる
色付いた季節にも気づかず 君に囁き続ける
抱きしめたものが変色する事にも気づけない
君の足首 白い核が見える
君に抱かれたまま死んだ愛が腐る
その子の眼窩には紫の花が咲いてる
手を伸ばすとヒラリ 散った
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