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固体人間呑マレル
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作詞 斗望 |
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よく見えない よく聞こえない
うまく喋れない うまく笑えない
否定ばかりした 半月の下
君の顔陰って見えない
涙で濡れてるからじゃない
君の手をひいて走り抜けた道 風が気持ち良いと知った午後
この手が離れてしまえばまた 君が消えてしまいそうだ
差し出した右手 繋いだ声
ゆっくりと目を閉じていく
落ちていく身体 抱き合い
溶け合う思考を確かめ合う
二つを近づければ蝋のように混ざる
二つをぶつければ鏡のように割れる
記憶が割れる音がする
共感できない 満月の下
君の顔照らし出されて綺麗
あまりにも眩しいから(君の肩に顔を埋めた)
君の手をひいて走り抜けた道 ずっとこのままでと泣いて叫んだ
この手が離れてしまえばまた 君とまた離れてしまいそうだ
差し出した顔 繋いだ脳
溶け出す幸福に酔いしれる
落ちていく笑顔 焼き付けて
二度と戻れない世界の扉を閉める
「よく見えない」
目がないよ
「よく聞こえない」
耳がないよ
「うまく喋れない」
口がないよ
「うまく笑えない」
君がいない
霞む視界は嘘に溺れ 掠れた声は僅かに響く
秒針と心音共に止まるその日までは 確かに
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