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不眠姫
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作詞 斗望 |
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触れれば砕ける 約束の花束を
真実の意味で 貴方に飾ろう
眠らない姫を抱く 壊れる私
時間を追う 時計の針は戻らない
眠れない姫に笑いかけ
守れない戯言を重ねる
噛付く優しさを 振りほどく
繋いだ小指を切る 嘘は嫌い
真紅の寝台に横たわる温度
王子の昏睡 玲瓏の瞳の刃
振り上げれば 花弁が散る
染められた頬は とても綺麗で
愛しげに伸ばされた両手は
細い首を簡単に折るでしょう
触れれば砕ける 約束の花束を
真実の意味で 貴方に飾ろう
眠れる姫を抱く 眠れない私
寡黙を飾る 翡翠の眠りが
組んだ指先から流れ
貴方に辿り着く
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