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孤高の蝶
作詞 斗望
手足千切れても 痛みすら感じることは無い
裂けた肌の下に有るのは鉄の骨 

翅は飛ぶために 舌は愛すために
私を造り変えた 温度無き体に
変り種を植えて 自ら飲み込み
狂おしい程愛した命を喰らう

何の為にここにいるのか
鏡に映る貌はただ無感情で
抱いたこの腕を握りつぶす

血の流れていない 鉄の蔦を千切り
私に生きている証を 声無き叫びに乗せて響かせ
零れることなき涙 錆び逝くこの体
私に死にいく痛みを 愛を紡いだその口で与えて

瞳は知るために 耳は解るために
2度目の生を生きる 朽ちゆく体に
まだ何を求める もう解りたくなどない
狂おしい程愛した蝶を憎む

腐るはずの肉体の中で
眠り逝く魂を醒まし
蝶の翅を象る生命を造った

血の流れていない 鉄の蔦を引き裂き
私に二度目の死を 安らかな眠りを下さい
生まれてからでは遅い 産まれる前に殺して
そう叫んだのに

血の流れていない 鉄の蔦を千切り
私に生きている証を 声無き叫びに乗せて響かせ
零れることなき涙 錆び逝くこの体
私に死にいく痛みを 愛を紡いだその口で与えて


もうすぐ終わるのだろう
もうすぐ朽ちるのだろう

何度繰り返す言葉 まだなの

終わらない 

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル 孤高の蝶
公開日 2009/03/10
ジャンル その他
カテゴリ その他
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