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作詞 斗望 |
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廻る歯車に触れれば傷つく
指先をそっと握った
永久を貫く痛みを持つのなら
腐った果実をも貪るのだろうか
絶えがたき苦痛に目を閉じた
消せないほどに 赤く綺麗に
焼きついて離れない
記憶の果てに 何を思うのか
その先は 全てが薄れていく
回る運命に触れれば堕ちる
抗えない世界に溶け込む
光と闇の差異等を食違えれば
磔の十字をも愛せるのだろうか
流した涙が心底を凍てつけた
引き裂くように 甘く痛く
響き合う旋律を
記憶の果てに 見つけ出したら
そこには 何も残らないのだろう
どこまでも廻り行く命の鎖に
繋がれた 逃れない 赦されない
消せないほどに 赤く綺麗に
焼きついて剥れない
命の果てに 何を知るのか
その先は 全てが薄れて逝く
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