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実像は嘘という虚像
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作詞 斗望 |
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消えうせた影 見飽きた
鏡に映る私の泣き顔
手を合わせれば 微笑むの
何時になればひとりでいられる
いられはしない
水溜りに映るこの景色に
あなたと私 隣にはいない
気づかないフリ こっちを向いて
もう泣かない 泣いたりなんかしない
お願いだから 振り向いてよ
困った顔でこの手をとってよ お願い
沈んでいく視界 端に虚像
触れたら弾けたあなたの笑顔
記憶の中だけは 留めたいのに
現実のあなたが 拒絶したから
もうやめてよ ひとりにしないで
せめて思い出だけはずっとずっと
大切にしたい あなたが今
隣で微笑んでくれるまでは お願い
奪わないでよ 私だけの
あなたがもう居なくなるのは怖い
必要であるから 今だけは
せめて記憶の中のあなたに縋っていたい
やっと私の声 届いたわ
振り向いたあなたの顔がみたい
私は手を伸ばす その顔は
黒く塗りつぶされていた
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