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胎
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作詞 斗望 |
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立ち上がることを覚えたアナタ
ゆっくりと口を開くアナタ
与えたのは愛じゃなく 冷たい 嘘
求めるその目に映るのは誰
縋る手が滑り落ちて
滑稽な姿に笑うの
傷つくことを覚えたアナタ
見え出した世界を今閉じる
瞼の裏に突き刺さるのは
ここにいるという悲しい事実
ああ 歩みだした 止まらない
軋む歯車に足をとられて
身動きひとつとれぬのなら
いっそ壊してまた貴女の中へ戻りたい
そう叫んだ...
傷つけることを覚えたアナタ
手から溢れた嘘と真実に
知りたくない愛が混ざり合う
ここにいたいと嘆くような
ここは冷たく痛く悲しいのに
ああ 止まった 黒い涙の痕をなぞり
ひとつふたつ落ちて壊れた命を数え
ああ 温もりの中 懐かしい
軋む世界に腐らされ
戻れた世界は命の影をも隠す
いっそ壊してまた貴女の中から出たい
そう嘆いた
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