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夕焼けと色鉛筆
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作詞 斗望 |
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ゆっくり落ちる夕日が頬を染める
学校の帰り道 ぼくひとり
後ろをつけて歩く いじめっ子達
ぼくの事を話してるのかな
大きな笑い声
ぼくの影と重なる
後ろの子の人差し指の影
ぼくの事を指してるのかな
静かな含み笑い
すごくすごく痛くて 苦しくて
お願いだから黙ってよ
伝う涙は夕日色
歩きながら 図工の色鉛筆で
ぼくの腕を 掻きむしった
少しでもこころ痛いの誤魔化せるんだ
芯が折れて 地に落ちた
赤色と一緒に 垂れた
あの子達は ぼくを不思議な顔で覗いて
おかしい子だと 笑って去っていった
どうしてどうして痛いよ 苦しくて
何が普通なの解からないよ
立ち止まった影の色は月色に変わった
ひっそり佇む月がぼくを隠す
学校の帰り道 涙の火照りとぼくひとり
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