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刹
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作詞 斗望 |
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ねぇ 君は自分勝手に傷つけておいて
まだ 僕に笑顔を向けるの
気づいてよ僕が悲しいの
笑うなら心から笑ってよ
信じることが出来なくなった
誰でも簡単だというのに
嘘をつくことが多くなった
傷つけることしかできないのに
迷い叫びながらも手を伸ばしてまで求めない
きっと刹は僕の後ろで小さく光って消えたんだ
無邪気に笑えたあの頃に
今は足跡ひとつなく
誰かがいたこと誰かが笑ったこと全て無に消えていた
笑った顔は瞼に焼けつき
離れない吐息の温度
足掻くことしか出来ない冷たい世界に ただ僕ひとり
触れることが出来なくなった
こんなにも近くにいるのに
痛みに泣くことがなくなった
失った痛みより辛いものなどないから
無気力感に襲われてそれでも笑うことしかできず
消えた光を遠くに思い描き書き消す虚無の空
無邪気に笑えたあの頃に
今は手紙が空を舞う
誰かがいたこと誰かが泣いたこと全て書き記されていた
笑った顔は涙で濡れ
離れない疼く傷跡
足掻くことしか出来ない暖かい世界に ただ僕ひとり
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