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崩壊とその先
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作詞 斗望 |
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消えた命の光り引き摺り
まだしがみ付く己の居場所
絡みついた茨に
閉ざされた黒い扉が開いた
足元に落ちてた言葉を
拾い集めて形にすると
君の悲痛な笑顔と 笑い声が
胸の中で疼いた
ねぇ愛してた 呟いた唇
零れだした 憎悪と影 紅色
苦しみが痛みが全て鮮明に蘇り
鼓動に刻む切なささえ
愛しく思え
君の暖かさに冷たさに
すがりつく定めに
命の価値を絡め付け離さない
守りたいと願う気持ちに
嘘は何ひとつ混ざらない
一瞬の視線の先に
想い焦がれ笑みに代えるのならば
繋いでいた指先
血の色と熱が溶けあって
倒れこむその背中に
冷たさと優しさの銀が突き刺さる
ねぇ愛してた 噤んだ言葉にも
嘘などは 何処にも無いよ 信じて
裏切った熱情に熱く冷たく涙して
最後に霞んだ笑みさえ
見えなかった
君の暖かさに冷たさに
すがりつく定めに
命の価値を絡め付け離さない
果ての無い苦しみの呪縛から解き放たれ
鼓動に刻む静けささえ
愛しく思え
ふたりで見た星々は黒く怪しげに燃えだし
その下で亡骸を抱き眠る
身体を照らす
どうか このままで
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