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哀影
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作詞 斗望 |
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ずっと 自由を 求めて
遥か 空を仰いだ
風を受けて真直ぐ立つ気力は無く
枯れ果てた翳む声 目の前で落ち
伸ばした腕の行く先は君の喉元
苦し紛れに手を伸ばした幸福の導
渇いた瞳に映る 虚ろな瞳
交差する視線の中で汚い欲望を見た
君と僕の間に空虚が在るなら
それを愛と呼ぼう
君と僕の後ろに光りが在るなら
それを哀と呼ぼう
夢を追ってきたこの日々に光は無く
流れ落ちた雫が僕の嘆きを物語り
伸ばした腕の行く末は深い闇の中
最後の頼りと手を伸ばした罪の許し
閉ざされた視界の 片隅に
聞き覚えの在る悲痛の叫び声が焼け付く
今君が力無く 僕の前で
顔なき表情で崩れていく
僕が奪い去った物を 両手で握りしめ
自らの嗤い声に 酔い身をよじる
掌を開いて見れば
そこに在るのは影
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