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梓
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作詞 斗望 |
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微かな音色に 自由を奪われて
悲しげに俯く あなたの手にある牡丹の花
ゆらり 風にふかれては散ってゆく
僅かに残る 鼻を霞める香り
夢に置いてきた記憶
紐解かれる前に もう二度と蘇らぬよう
あの日 私のこの腕で
あなたの腕を握れたら
あなたは今私の横で
笑っているのでしょうか
薄れていく視界と
涙で塗れた瞳
伸ばした指先も届かないまま
綺麗な闇に落ちていくの
忘れぬことのできない過去
振り払った悲しみも今
腐り果てた形となって
私の目の前に落ちてきたの
あの日 私のこの声が
あなたの耳に届いたら
あなたは今私の横で
歌っているのでしょうか
幾度も望んだ幸せに
届くことない短い不幸
笑顔を忘れたあなたの
冷たい身体が消えた
あの日 私のこの思い
あなたの胸に残ったなら
あなたは今 これら先も
私のすぐそばで..
いつか あなたの言葉が
私の胸に十字架をたてた
それがあなたの道標
あの日 私のこの腕で
あなたの腕を握れたら
あなたは今私の横で
笑っているのでしょうか
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