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水面に映る空は
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作詞 斗望 |
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僕ら 同じ痛み 抱えているけど
空は 今もまだ
僕らの上でいつまでも動いているから
あの日君が居なくなったときから
綴り続けた記憶も
この部屋を出るとき 海に投げた
君と同じように
深く沈んでいった
結んだ紐が解けて
僕の言葉が滲む
流されていくその記憶が君のように思えて
僕は強く目を伏せ その場所を後にした
ああ 掛け違えた運命
抗えない空虚 心が 疼き続ける
脈打つ君の鼓動が耳に残り 痛い 痛い
あの日零れた言葉は君へのもの
通り過ぎた季節と共に
あの場所を思い出すたび 全てが蘇り
君と同じように
脳裏に霞めた
綴られた思いに
君が重なり
果てていくその言葉が君のように思えて
僕は広く綺麗な空を 両手で仰いだ
ああ あの日君を隠した
静かな白い波は 今も あの時のままで
君の静まりゆく音が耳に残り 痛い 痛い
果てていく僕の全てが君のように思えて
君のように果てることのない空を見上げて温い涙を流した
ああ 断ち切れない記憶
静かな景色は 今も あの時のままで
水面に光る波は今日も優しく波打っている
君の鼓動のように 途絶えることない
永久に続く輝きと 広く綺麗な空の間に僕はいる
「空の下に僕がいる。海の底に君が眠る。」
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