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鬼鶴
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作詞 斗望 |
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夢 駆け巡り やがて帰す
君 緩やかに落ちてく影
踏み潰す花と黄昏に染み渡る夕日
砕けて滲んだ愚かな月
艶やかに燃え盛る蝶は
記憶 淡い 鈍い 記憶
徐々に溶け出す汚泥と憎悪に
突き放されて 闇に落ちる
やがて目覚めたとき手に滲むもの
赤く赤く染まる 炎の蝶
背後から鳴声
鬼鶴の微笑み
瞬く間に暗転
そして光りに包まれる
やがて見開く瞳に映るのは灯火
陰る太陽落ちた月
重なってはまた互いに混じり合い
やがて宙を埋め尽くす星
繰り返されることのないよう憎しみの連鎖を
断ち切った道化の化身 笑みに隠れて
留まらない光 腕の隙間から影る
艶やかに燃え盛る蝶は
記憶 淡い 鈍い 記憶
徐々に溶け出す汚泥と憎悪に
突き放されて 闇に落ちる
やがて忘れ草に語る歴史が刻まれて
この世界の理から捻じ曲げられてゆく
最初は 僕
最後は 君
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