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傷と刃
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作詞 斗望 |
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道しるべを頼りに
黒い空の星が輝く夜
光りを探して歩き続ける
傷だらけの身体引き摺りながら
理不尽な言葉と痛みに
漬かりすぎた麻痺したこの身体
癒しは求めず 支えも求めず
ただ 泣く為だけを考え歩き続ける
弱いこの心の 奥に潜む悪意
あの時のあの人はあの場所であの距離
近づかれたくなくて
傷に触れてほしくなくて 拒絶
涙も流せず傷跡だけが重なり
あの頃のあの記憶の中のあの人
言葉も支えには脆く 私の心も砕けた
会えた貴方は 名前も知らない傷
深い闇の色をした瞳の傷跡
私は隣にただ立ち尽くす
貴方は刃を抱えていた
手の上で弄ぶ痛みが記憶を乱す
泣くことを許してくれた傷に
私はそっと刃を向けた
私と共に 光りとなる為に
赤に溺れたあの夜
涙に濡れた月
どこまでも広くて どこまでも苦しい
この痛みから逃れることはできるない
そうずっと 傷 愛してた
痛みさえ私の一部
貴方も私のもの
私は 痛み 貴方は 傷
私達は 刃
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