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涅槃寂静
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作詞 斗望 |
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遠くで轟く 深雪の中で舞う歌声
雪解け水に混じり落ちていったのは
赤い 何?
頭を転がしては呟くシトシトシトシト啼く女狐
傍らで弄ばれるのはどこの誰か
夢に反射して映し出された夜空
全てを呑みこむかのような怪しい光りを放ちながら
その下で眠るワタクシの心
何方か解き放ってはくれないだろうか
時はすでにひゃくと卌 満ちたりた月も見飽きた
腕を繋ぎワタクシの眠る土の碑の周りを
くるくる、くるくる 廻 る
呪を紡ぎながらワタクシの力を奪おうとするのか
夢に反射して映し出されたコノ姿
誰もが恐れ逃げまとうのは何故 悲しい!
何方か解き放ってはくれないだろうか
時代はすでに恒河沙阿僧祇那由他己!不可思議
歪み、うねり、捻じ曲がったワタクシの記憶とは 何 何 何?に問う
痛みもすでに癒えて我を囲ったモノ達の骸の城を積み上げ
今宵も蝕む奇怪な闇に打ち勝って見せましょうと
地獄を見せましょう
我の憎しみの積り
誰の痛みを見せましょう
我の涙はどこへ...
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