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壱日祀 笛の残響
作詞 斗望
生まれて来る意味が在るならば
死に還る意味もあるだろう

そんな他愛事を繰り返し口ずさむ自己暗示
鏡を見ては 沸々と滲む
君は誰? 僕!僕だよ! 
尋ねれば 「僕は笑顔で答えた」

カランコロン 鳴り響く

死んだ者は甦りはしない
では死んだとは確定されないもの 
無くなった者は 息もせず視にもせず
隠せず流れた感情は怯えと愁いを含む

カラカラ クルクル 廻る 
廻る 何処?どこ?

右手に風車を 左手に鬼の面を持った少女が走る
川沿いを下駄の音で賑わせながら
風を通り抜け 絶望を振りまき 笛の音の余韻が響く夜

鏡と今立つ境界線は僕の掌 
あわせれば僕 君 僕 見えるよ 笑った!

クルクル カラ カ ラ 止まった
止まった 何故?...落ちた!


壊れた鏡の世界 抜け出せぬ呪縛
どれだけ叩いても冷たい壁は向こうを映すのみ
僕が見える!手を伸ばす
あそこに 「横たわる僕が」

カランコロン 

ドダッ

グルグル ガラガラ 響く
少女 鳴声 どこ?

壊れた風車を抱え 飛び出した先は鏡の部屋
取残されたもうひとりの変わりの「僕」
遊ぶため!僕は遊ぶために君という僕を借りた!
「殺すためではない 出てきて」
僕が変わりになるよ!

割れた鏡の中に移るのは 
右手に風車を 左手に鬼の面を持った少女
「「僕」のことは忘れない この日のことも忘れない」
約束の小指の温かさと笛の残響だけ僕に残して消えた

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル 壱日祀 笛の残響
公開日 2008/04/10
ジャンル その他
カテゴリ その他
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