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滅びの旋律 少女達の歌
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作詞 斗望 |
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「幾度も嘆くが思いは崩れ嘆き苦しみやがて朽ち果てる」
鬼神の仮面を貼り付け叫び舞い狂う木の葉の間
あの橋の向こうで 誰かが僕をを呼ぶ
子供達の歌声 響く 残響 霞む 残像
「全てが紅に染まり鐘の音響くさぁ帰ろう手を繋ぎ」
公園の大きな木の下水溜り僕等 神木様には大きな希望の彫刻
手を当て耳を澄ませば あのころのうた
揺れ動く あの光はなんだろう
聴こえる余響 叫び 嘆き 怒り 憎しみ
苦しい祈りを捧げされど呪うなら
ほら もう楽になっても誰も貴方を責められはしない
幾度も繰り返した悲哀の旋律を紐解き
今 全てが歪み滅びへと向かい始める
「嘲笑浮かべる鼻先風花踊らせ微笑に浮かべる憂いの悲傷」
瞬く緋色の木漏れ日に浸り 錦飾りに酔いしれ踊る
赤く裂けた口を開き あの児(こ)が嗤う
呪詩が響き渡る 憎しみに歪む綺麗な紅涙
隻眼の少女砂に混じり崩れゆく
また 僕を呼ぶ声響きわたる少女の 鳴 き 声 !
目を覆う現実と歪みくねった世界を今
無に 帰そうとする少女達の歌声
「さぁ帰ろう 早く」
「この世界が壊れる前に」
泣き叫ぶ声と 裏切りを知った黒い猫
世に 響きたる呪いの歌を奏でているのは誰なの
耳を塞ぐ絶望の中歪んだ少女の面影を
手を 伸ばし掴もうとするが霧の中に溶けた
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