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去年の僕が出逢えなかったあなたへ
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作詞 Sanosuke |
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今年も残り後わずか一ヶ月だね
どこもかしこも真っ白に包まれて
去年と何も変わらない白い風景
一つ違うのはピンポイントにあなたがいる
去年の僕はこの場所を一人で歩いてたんだね
吹いている風も二倍寒く心も穴を吹き通ってたね
あの頃の僕に今の僕を見せたいと思うんだ
あなたがいるだけでこんなに世界が違うんだ
吹いている風さえも僕たちを避けてるようだよ
今年も白い粉雪ゆっくり降ってきたよ
こんな美しく見えたには初めてだったよ
それは雪よりもあなたを見ていたからかもしれない
去年の雪は僕にとって
僕の寂しさで 僕の涙で
僕の切なさで もどかしさで
凍りついた僕の心の結晶だった
あの頃の僕はただ孤独に凍えてたんだ
あの頃の僕は大人になりきれなくて
他の誰でもない自分のためだけに
生きていたんだと 今ならそう思うんだよ
そんな僕もあなたと出逢って死んだよ
今の僕は僕のため、そして君のために生きている
今の僕はやっぱり大人じゃないけれど
でもちょっと僕より大人なあなたの
前では子供でいたいと 思うんだ
今年の雪は僕にとって
僕の幸せで 僕の喜びで
僕の愛、希望とそして夢
掌の上で雪で溶けるような温もり
僕の体を流れる血じゃなくてあなたへの想い
心の底から暖かく感じるんだよ
街の中を鳴り響くジングルベル
その中僕の心の喜び 聴こえますか?
あんなに嫌いだったこの雪も
こんなにあなたを美しく魅せるものなんだね
だから去年の僕よ 聞いてくれ
1年後の君は こんなにも変わったよ
だから自分を嫌わないで欲しい
静かに降る雪をどうか憎まないで欲しい
365日に降るこの雪は 僕に幸せを
天から運んで来ているんだから・・・
去年は見えなかった今のこの風景
大切なあなたが優しく降る雪の中
ただ立っているだけの風景でも
一年前の僕に見せてあげたいな
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