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キセキ
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作詞 すぎも子 |
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行ってらっしゃいと行き先を言い飛び出したんだ
これが最後の言葉になるなんて予想できないよ
二度とその姿を見せることはなく
再会したのは横たわった君の体がそこにある
目の前は絶望の渦がまいていて
人ごみかき分けてまじかで確かめたんだ
まさかって疑ったんだけど君が君が
人は常に死神と背中合わせなのか
この悲しみを何処にぶつけたら
右も左も確認しても見つかりもしない
ためしに僕は深呼吸をしてみたんだ
生きている証拠になる奇跡をどこかに印してやる
わざと体を傷つけてみて
血が流れているこの体中を巡って今が動く
大騒ぎになってみて目を閉じて
真っ暗な視界の中で考えてみたんだ
動いているんだけど僕は僕は
希望を汚れた手で潰そうとしているのか
行き違う帰り道はどこやら
見ている方向の星を拾いに行こう
人っていつ亡くなるかわからない
消えてしまう 生きているキセキ
人ってどうやって動いているんだろう
キセキを潰さないで
だからよく周りを見てからさぁ行くんだ
まさかって疑ったんだけど君が君が
ただ血が流れて生きているんだ
積まれた孤独は消えない
だからこそ今いる僕は何かをしなければならないんだ
空しさを消したいなら生きている道を
右も左も空も地面をもう一度見よう
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