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いのちのこえ
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作詞 風太 |
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天を仰げば星の煌めき
繋ぐ線は神々を象る
幼子達は裸足のまま讃歌を歌い踊る
父なる天が堕とす星は裁きか祝福か
善悪も知らぬ純潔の子等は
茨で白き御足傷つけながらも踊る
動乱の世
どうしてこの幼子らが傷付くことが赦されようか
この歪んだ世界に神は産みおとされたのか
せめて せめて
この幼子らに愛を
傷付くことが避けられぬならば
砂にまみれたその小さき手
癒し包む大きな手を
その涙止められぬなら
煤にまみれた愛らしき頬
慰め撫でる温かき手を
灼かれる大地
降り注ぐ鉄の塊
足も腕も眼すら失われようとも
幼子らは踊り続ける
踊りは祈り
天を傷付いた身体で崇めながら
救いを請う
せめて幸せだけは奪わないで
たとえ腕や 足や 光すら失われようとも
近しき者達と共に歩ませて
この世界で共に生きさせて
戦場に赴きし父と兄
消息すら知れぬ母と妹
かつては小さき手に抱えられぬ程持っていた幸せ
無くした足では支えきれないとおっしゃいますか?
ちぎれた腕では抱えられぬとおっしゃるのですか?
見えなくなった眼では確かめられぬと?
絶望の淵にありながら
幼子らは生きる
強き意志を胸に秘め
明日には待ちわびた大きな手を差し伸べられると願い
汚れた包帯で傷を隠しながら
幼子らは生きていく
いつか見た
あの温かな情景を想い浮かべながら
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