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草原の上
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作詞 白銀 夢月 |
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草の緑とか 空の青とか 太陽の光なんかがよく似合う 赤い屋根の小さな家
朝露が煌(きらめ)いて 輝く未来が見える気さえした のに
ゴメンね ゴメン どうして君の隣にいられないんだろう
ずっとずっといたかったのに
ずっとずっと見ていたかったのに 夢みたいな幸福(しあわせ)
手が離れた あたしがぼんやりしてたから? そうか 夢の見過ぎね
空の窓からペンキのはげた 赤い屋根の小さな家を見ているの
あまりに綺麗過ぎる世界から 切り離されたみたいに浮いた家
何も見えないんだね 哀しいね 君の周りには希望っていう名の石が転がっているのに
あたしにはもうない 色んなものを貴方はまだ持っているはず でしょう?
お願い 手を伸ばさないで そんな目で空(こっち)見ないで
あたしも手を伸ばしたくなるでしょう? また君が欲しくなるでしょう?
I’m crying for you. 黒く濡れた雨が降り注ぐ
暗い空 にじむ紅 君がまた手を伸ばす
あたしは泣いた 声が枯れるまで泣いた 水溜りの上にはあたしと君
ゴメンね なんて言葉は声にならずに消えていった
ねえ 笑うよ だって言うことがあるから
「ずっと ずっと生きてなきゃ 私の分まで世界見てきてよ」
そうやって 今度はあたしから手を離した
希望の石を拾い始めた君へ そっと優しい風を贈ろう
そうしてあたしは 草原の上を舞ってみせた
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