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黒猫
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作詞 一色 |
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暗い路地をうろついている黒猫
この町にはもう光は照らされない
夜になると光るのは星だけ
空を見上げた黒猫はどこかに去っていった
機械に頼りすぎていていいのか
何れは光も何もかもなくなって
いとも簡単に崩れ去っていく
僕等の未来しか見えなくて
町をうろつく黒猫一匹の命さえも
救えず時は進んでいく
倒れた黒猫の目に映るは満天の星
その瞳は閉じられていく
いつだって暗い路地でも
空に浮かぶ星が一つ一つ鮮明に
僕等を照らしてる光ってる
だから暗い路地でも黒猫が見えるんだ
そこに倒れこんでいる黒猫は
ピクリとも動かず
虫がどんどん集って来て
それを見た人々もただ通り過ぎて行く
変わらず空は満天の星 動く雲
だけど変わってしまったのは僕等
そんな僕等をも星はただ照らして
だけど人々は黒猫一匹の命も救わず
今日も自分のためだけに進んでいく
黒猫は空をいつまでもその瞳で眺めていた
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