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ループ
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作詞 流月 |
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眠りという棺に篭って僕は夢を見る
淡く、儚く、泡沫のような夢を見る
それはとても複雑なストーリーで
それはとても信じられない寓話で
本当に夢とは思えないほどリアルで
だけどそれは夢でしかありえない世界で
僕はその世界で主人公だった
僕はその世界で脇役だった
それはいつものこと、変わらないこと
だけど変わり続けること
それは普通のこと
そうした中、いつものように僕はその夢を終わらせる
本当の現実に戻るため、その夢を終了する
刹那後に待つのは非現実の中に現実のみが存在する世界
非日常の中に存するほんの少しの日常
その中に舞い降りる
新しい世界を見ることもなく過ごす日々
情報の再構築を繰り返す中で過ぎて行くいつもの日常
その中に舞い踊る
夜が来て僕は眠りに篭る
朝が来て僕は夢を終わらせる
昼が来て僕は変わらぬ日常を堪能する
そんな変化のない非日常という名の日常
そこから僕は抜け出せない
蟻地獄のように、もがけばもがくほど堕ちて行く
堕ちきった先にあるのは問いか答えか
それを知るために僕は、もがきながらも堕ちて行く
まるで堕ちることを求めるかのように
どこまでも落ち続ける
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