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終幕
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作詞 学 |
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凄惨とした部屋に響き渡るノイズ
口を閉ざして 行方眩まして
中央に置かれた机の上 飾られた花
影に俯き二度と笑えなくなってる
誰かが残した落書きの世界が
頭の中を支配していくよ
散りばめられた言葉たちは皆
不気味な笑みで暴れ回る
不幸など知らないまま 生きてきたのに
その人を正しいとか間違ってるとか
疲れた思想が僕の視界をめぐる
不穏なため息は心を打ち倒す
幾つもの手が少年をその場に崩す
心臓の音は確かに聞こえるのに
生きてる心地がしないのはなぜ
優しかった人が急に冷たくなり
死にたくなるのはいったいなぜ
心が持つパズルは完成できない
未熟な欲望は悪戯に掻き立てられ
惑星のぶつかり合い 共に破滅
いつしか誰もその名を知らずに
形だけの墓が孤独に揺れる
ゆりかごは空っぽのまま
生まれ変わるも生き返るもしない
死にたくもなきゃ生きたくもない
僕達はいったい誰で、何で、どこへいく
崩されたパズルが盗まれる
凄惨とした部屋に新たな絶望が笑う
愛しい人の名を呼ぶことは、もう…
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