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夢の中で微笑んで
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作詞 歌歌 |
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砂時計がくるりと反転して
ここから醒めないまま
静かに終わりが来た
あと少しだけ此処にいさせて
確かめられるものなんて
きっと何もない
それなら心臓に手を当ててみても
失うことがとても怖いから
夢の中で微笑んで
いつか見た景色は灰色
誰にも話せない
憂鬱は13時を告げた
太陽と月が同時に浮かんで
色づいた雪が降った
どこかに貴方はいる
もう幾らもない羽を見つめて
哀しい目をした天使は
そっとまどろむ
遥かに遠ざかった楽園を探して
初めから何もないことなど
知っていた寂しい貴方
わずかばかりの星屑
闇夜に閉ざされて
純潔は絶望に変わった
足を繋いだ鎖
影を引きずってでも
強くなんてなれないから
夢の中で微笑んで
泣いていいよと花をください
誰にもわからない
幻は求めるものをくれた
夢はぽとりと咲いて散った
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