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くろにとけこむ
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作詞 林檎飴 |
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いつだって空は黒いのに
きみは白いっていうんだ
僕の視界はせまいまま
広がることをやめたその瞬間
恐ろしいほど速度で
いろんなものを縮めていく
世界を見渡すのが怖くなって
小さい手で覆った
だけど全部見えないのは怖いから
少しだけ視界を零した
黒いくせに
黒いくせに
なんにも考えないほうが楽だって
そんなこととっくに気付いてた
黒いからって夜空なわけじゃない
星なんて浮かんでない
ただの虚無が続く空
それは僕を支配して
ついに地面さえも空になった
今の僕はつらくて
過去の僕には想定外だっただろう
いろんなものを嫌った瞬間
いろんなものに拒まれた
好きになる予知は無い
好きになる余地も無い
好かれるわけなんてないだろ
こんな僕を
僕のまわりは全部空で何も無くて
全部嘘でなのに嫌なものだけ
ちゃんと纏わりついて
黒いくせに
いっちょまえに僕を嘲笑う
君は空が青くない絶望を知ってるのか
安心の位置が無いんだよ
だって何をしてたって黒いまま
白よりましだなんて笑うな 笑うな、
黒は怖い
そんなのずっと分かってた
塗り潰したのは僕自身
嫌ってくらい気付いてた
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